Issue link: https://resources.pcb.cadence.com/i/1003979
OrCA D CIS OrCAD CIS は、企業内部品データベースや部品情報への 容易なアクセスを提供します。 OrCAD CISの機能 データベース検索と部品の配置 OrCAD CISでは、プロジェクトの目標にとって重要な特定 の基準(数値、コスト、入手しやすさなど)に基づいてデー タベース内の部品を探索、クエリー、フィルタリングでき、 必要な部品を正確に識別できます。検索結果は、例えば、企 業内の基準に基づく「検定済み」の部品として事前承認し、 製品設計での推奨部品の使用を促進できます。適正な部品を 識別できれば、データベースの検索結果から回路図設計に直 接配置できます。OrCAD CISは、関連付けられたすべての 部品プロパティを自動的に転送するため、部品のプロパティ を入力する手間を省けます。 データベース OrCAD CISは、Microsoft社の ODBC規格に準拠したデー タベースを使用して動作し、企業内の MRP、ERP、PLM シ ステム、またはエンジニアリング部品データ専用のローカル 中間データベースにある企業内部品データに直接アクセス します。OrCAD CISでは、部品データベースでリレーショ ナル・テーブルを作成、使用できます。このようなリレーシ ョナル・テーブルは、部品情報(プライマリ)テーブルに対 して 1対多のリレーションを持つことができます。リレーシ ョナル・データベースは、電子部品(抵抗器など)テーブル で単一の企業内部品番号となる複数のベンダー/メーカー部 品番号を格納するベンダー・テーブルを含むことができます。 この構造により、プライマリ・テーブルとリレーショナル・ テーブルを横断するデータの検索やクエリーで、よりインテ リジェント、かつ詳細な結果を得られます。 新しい部品の導入と監視 設計プロセスで新しい部品を作成すると、OrCAD CIS部品 認証システムにより、それらを監視できます。 新しい部品は、部品データベースの既存のレコードを複製し 編集することで、容易に作成でき、一時使用部品に企業内部 品番号が割り当てられ、そのステータスが推奨/承認済みに なると、自動的にアラートを通知します。 検証 設計プロセス全体で部品データの整合性を確保することは、 プロジェクトの成功に不可欠です。これは OrCAD CISの主 要な機能でもあり、部品属性を企業内データベースと付き合 わせて検証することで可能になります。抵抗部品の数値など、 単純なプロパティの変更でも、回路図の部品とデータベース 内の部品情報との間で不一致が発生することになります。こ の不一致が原因で、部品番号と対応する数値の不一致により 違う部品が発注された場合、重大な影響を及ぼしかねません。 OrCAD CISでは、色分けされたインジケータを表示して、 未解決の問題があったり、属性がデータベースと同期が取れ ていない部品を識別できます。配置された部品の属性値が緑 の場合、データベース内の部品の属性値と一致しています。 配置された部品の属性値が赤の場合、データベース内の部品 の値と一致していません。 コンポーネント・インフォーメーション・ソリュー ションとフロー バリアント OrCAD CISの一部であるバリアント設計機能では、管理で きる基板アセンブリのバリエーションの数に制限がなく、回 路図を重複して保持したり、個々の BOMを手作業で編集し たりする必要がなくなります。この機能により、すべての設 計/アセンブリバリエーションを 1つの設計、出力で保持で きるため、ファイル数も削減できます。回路図キャンバスで は、各アセンブリで置き換えられる、または配置されない部 品はわかりやすいようにグラフィカルなインジケータを付 けて表示されます。 高度な文書化 OrCAD CISに含まれる Crystal Reportsにより、ワンレベ ル上の BOM生成、レポート生成が可能です。OrCAD CIS 2