OrCAD PSpice Designer Plus
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PSpice Advanced Analysis のシミュレーション・エンジンに
より、設計の性能、歩留まり、コストパフォーマンス、信頼
性を最⼤限にまで向上
また、感度解析では、どの部品が歩留まりに最も⼤きく影響するかも
判定でき、注意が必要な部品の許容範囲を厳しく設定できます。この
解析により、歩留まりとコストのトレードオフの評価が可能になりま
す。
最適化解析
最適化はアナログ回路/システムを解析し、トライアンドエラーの⼿法
より迅速に設計パラメータを微調整して、最善の部品の数値を⾒つけ
出し、⽬標の性能を達成し、コンストレイントを満たします。回路の
仕様は、最⼤出⼒電圧のような単純なものでも、もっと複雑な計算が
必要な出⼒値、例えばローパスフィルターのカットオフ周波数や、最
適化の曲線近似機能を利⽤した曲線全体でもかまいません。
スモーク(ストレス)解析
スモーク(ストレス)解析では、電⼒消費、接続部の温度上昇、2 次降
伏現象、電圧や電流の限界値超過など、コンポーネントへのストレス
を警告します。⻑時間にわたって、部品がこのようなストレスを受け
ると、設計が動作不良を起こしますが、それは設計よりずっと後の段
階になって分かることです。スモーク(ストレス)解析は、回路シミ
ュレーションの結果を部品の安全動作限界値と⽐較して、限界値を超
えた場合に、問題のあるパラメータとして識別します。
モンテカルロ解析
モンテカルロ解析は、複数の部品がその許容誤差の範囲内で変動
する際の回路のビヘイビアを統計的に予測します。複数回にわた
るシミュレーションで、回路内のすべての部品をその許容誤差内
でランダムに変更することで、基板量産時の歩留まりの近似値を
得られます。この計測により、仕様を逸脱し歩留まりに影響する
可能性がある基板の割合を判定できます。割合が⾼すぎる場合、
感度解析を実⾏することで、許容誤差を厳しくすべき部品を判断
できます。例えば、許容誤差が 10%の部品を 1%の部品と交換す
ることで、歩留まりを向上できますし、逆に、それほどクリティカ
ルでない部品については、10%や 20%の部品を使⽤することで、
コストを削減できます。
パラメトリック・プロッター
Parametric Plotter では、シミュレーション対象の回路の作成後
すぐに、複数のパラメータをスイープできます。また、スイープ
結果を解析し、任意の数の設計パラメータとモデル・パラメータ
(またはその任意の組み合わせ)をスイープし、PPlot または
Probe で表形式やプロット形式で表⽰する効率的な⼿段を提供し
ます。
オープンアーキテクチャ・プラットフォーム
拡張とカスタマイズが可能な設計環境として、OrCAD のオープ
ン・アーキテクチャプラットフォームには、⾼度に統合された
Tcl/HTML5 プログラミング・インフラストラクチャが組み込ま
れ、関数、設計機能、フローの作成や拡張が可能です。Tcl プロ
グラミング・インターフェイスでは、プログラムからユーザー・
インターフェイス、コマンドの構造体、シミュレーションデー
タ、アルゴリズム・プロセスへのアクセスが提供されます。ネイ
ティブに提供されていないカスタム機能を作成でき、PSpice 環
境をさらに強化、拡張できます。
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* 掲載の内容は、2015年7⽉現在のものです。