OrCAD Library Builder ではテンプレートも作成できます。
このテンプレートをライブラリ作成プロセスに適⽤することで、
作成したすべてのシンボルとフットプリントの共通規格への準拠
を簡単に実現できます。
シンボルの作成
シンボル作成時間の節約は⾼度なデータシート抽出から始まりま
す。OrCAD Library Builder のシンボル⽣成機能を使⽤すると、
データシートの仕様を簡単かつ正確に抽出し、データをフォーマ
ット化、チェックし、回路図作成ツールに出⼒できます。
シンボルのフォーマット化とチェックは、割り当てた列を簡単に
⼊⼒するツール、不要なデータを削除するツール、⽂書内の領域
を定義するツールにより効果的に処理できます。もはやシンボル
の構築前にシンボル・セットの領域を設定する必要はありません。
ピン割り当てをインターフェイス・グループに指定し、⾼度に抽
象化できます。また、OrCAD Capture ⽤のシンボルを⽣成する前
に、正確性と完全性をチェックするレポート機能を実⾏できます。
フットプリントの作成
OrCAD Library Builder には、PCB フットプリントの⽣成⽤に豊
富な種類のランド・パターン・カルキュレータが⽤意され、デー
タシートから直接⼨法を⼊⼒できます。カルキュレータは、IPC-
7351 の仕様に従って、計算結果のパッドやピンの座標を⽣成し
ます。BGA、CHIP、CHIPARRAY、DIP、LCC、LGA、PLCC、QFN、
QFP、SOJ、SOP など、包括的なコンポーネント・パッケージ・
カルキュレータが利⽤できます。この⽅法を⽤いれば、フットプ
リントの⼀貫性と業界標準の IPC 仕様への準拠を確実にすること
できます。
OrCAD Library Builder は、パッドの配置制御と編集に対して究
極の機能を提供します。D 字型、楕円、⽅形、またはカスタム・
パッドシェイプから形状を選択でき、丸め、⾯取りも指定でき
ます。パッドスタックは、ユーザー定義可能で、特定の
コーナーパッドや⾏・列位置などの独⾃の位置に割り当て
られます。包括的な GUI により、パッドのシェイプと配
置、導線、⼨法などを⽬で確認できるため、パラメータ変
更の影響を正確に把握できます。
3D モデルの⽣成
適切なフィッティングやクリアランス設定は、設計プロセ
スで重要な部分を占めます。しかし、リアルな 3D モデルを
作成し、モデル・レベルの正確なフィッティング解析を実⾏
することは困難な課題です。OrCAD Library Builder は、独
⾃の 3D モデル⽣成機能でこの問題を解決します。動的に⽣
成される 3D モデルは、フットプリントの正確な⼨法に基づ
いており、ECAD と MCAD 設計環境のどちらでも⾼速で正
確な 3D 解析を可能にします。
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＊ 掲載の内容は、2014年11⽉現在のものです。
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