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Japanese OrCAD DFM Checker

Issue link: https://resources.pcb.cadence.com/i/1003988

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OrCAD ® DFM Checker は、多くの場合、製造部⾨に より発⾒される問題で、その対策には設計の変更や再 処理が必要となり、損失となる市場投⼊遅延が発⽣す る可能性があるような製造上の問題を製造前の段階 で検出します。製造部⾨は⼩規模な問題には完全に対 応することができますが、解決策を元の CAD データ にフィードバックすることは、ほとんどありません。 このため、その後の設計の改訂でも同じ変更を繰り返 すことになり、最悪の場合、製造部⾨が加⼯前に元の 設計ファイルを変更することで、重要な設計意図が知 らないうちに犠牲になる可能性があります。 概要 OrCAD DFM Checker は、強⼒で使いやすい製造⼯程 解析⽤の製品です。製造⼯程解析の利点を理解し、 PCB 設計プロセスのあらゆる段階で、簡単に繊細な解 析を実施したい技術者や設計技術者向けにデザイン されています。OrCAD DFM Checker の包括的な解析 情報を製造部⾨へ提供することで、損失となる遅延を 最⼩化することが可能です。 PCB CAD システムで設計ルールの検証基準を満たし た PCB 設計にも、製造や組み⽴てへの適切な移⾏を 狂わせる重⼤な問題が知らないうちに潜んでいる可 能性があります。OrCAD DFM Checker により、製造 や組み⽴ての低歩留まりや、損失の⼤きいスクラップ につながる設計上の問題を検出できます。例えば、設 計オブジェクト(パッド、トレース、銅泊、ドリル、 ビア)のスペーシング不⾜、不⼗分なアニュラリング、 アシッドトラップ、はんだブリッジの電位差、熱対策 やトレースアンテナの孤⽴や不⾜、マスクスペーシン グの不⾜、ペーストやはんだマスクの⽋落、余剰マス クエリア、ドリルの重複や同位置などの冗⻑や切断経 路エラーなどです。 主な設計機能 階層的なルールセット ドリブン解析 レイヤーの種類とサブカテゴリーで整理されており、実⾏ したいチェック項⽬の選択や対応するパラメータの設定 を簡単に⾏えます。実⾏する⼀連のチェック(ルールセッ ト)の種類と順番を定義できます。解析には、ネット リストやレイヤーの⽐較、設計ルールの検証、加⼯、 組み⽴てに関するチェック項⽬を含めることができ、 設計全般、または特定のレイヤーに適⽤できます。 解析ルールセットにより、解析の設定や実⾏が⼤幅に 削減され、保存して呼び出すことで他の設計に再利⽤ できます。特定の PCB テクノロジ、ベンダー機能、 独⾃の設計要件に対してルールセットを定義できます。 多くのデザインでは、PCB のレイヤー毎にコンストレ イントが異なっているので、カスタム解析が必要にな ります。独⾃のルール階層により、ベア基板構造、 基板密度、コンポーネント・テクノロジに対応した 解析をカスタマイズできます。 PCB 加⼯の解析 加⼯解析により、PCB 加⼯に⽀障をきたす可能性がある 設計情報を検出できます。最⼩限に満たないスペーシング、 アシッドトラップ、最⼩アニュラリング、最⼩機能サイズ、 銅線やマスク スライバーなどの機能は、利⽤できる加⼯ 解析の⼀例です。ドリルに関連する解析には、最⼩ドリル 間距離、ドリルが⽋落したパッド、切断経路エラー、 ドリルの重複や同位置などがあります。 OrCAD DFM Checker 対象範囲が広く、強⼒な DFM 検証 ハイライト • 包括的な DFM 解析により、製造や組み⽴ての 低歩留まりや損失の⼤きいスクラップにつな がる設計上の問題を検出できます。 • チェック項⽬はレイヤーの種類とサブカテゴ リーで整理されており、実⾏したい解析を簡 単に選択できます。 • チェック ルーチンを作成し、他の設計で再利⽤ するために保存できるので作業の重複を回避で きます。 • DFF/DFM 問題に対応しているので、製造部⾨が 設計に対して⾏う修正を削減できます。

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